⾏幸地下通路で「みどり」と「ひとり」をテーマとした新たな都市空間が誕生
2025年10月22日(水)から11月4日(火) @ 行幸地下通路
地下空間や屋上空間、人工地盤などにおける都市緑化推進の可能性を検証する試行的な取り組みとして、行幸地下通路に緑を軸とした新たな都市空間が誕生しました。
絶え間なく流れる都市の時間の中で、同じ境遇の「だれか」を感じつつ、ひとりになってホッと一息できるような居場所が緑による空間演出によって実現されています。
また、大中小のプランター植物やハンギングプランツ以外にも、リサイクル可能な段ボール製ベンチや植物育成補助照明の導入により、単なる装飾ではなく、滞在性向上・環境配慮・効果検証を兼ねた広義の「グリーン」空間が目指されています。豊かな緑に覆われつつも、その隙間から「誰か」を感じることのできる空間は、忙しない日々の中で安心して深呼吸することができる新しいオープンスペースとして機能しています。
緑を軸とした空間演出の強みと、これからの都市の在り方を考える視点を掛け合わせ、新たな都市空間の創出と地下空間の価値向上の可能性が広がっています。
■ 会場:行幸通り地下通路
行幸通り地下通路は、日本の玄関口である JR 東京駅と千代田線二重橋前駅、地上の皇居外
苑を結ぶ地下歩行空間です。「丸ビル」「新丸ビル」とも直結し、エリア内の回遊性を高めて
います。 地下であるため天候や季節に左右されず活用でき、 両側にはギャラリーが設けられ、
情報発信や展示の拠点としても機能しています。
本プロジェクト開催期間中には、 地下通路のギャラリーにて文化芸術イベント「東京
ビエンナーレ」 が開催、 さらに食の祭典「東京味わいフェスタ」 も丸の内仲通りを中心に開
催予定。

