経営塾

2018.01.18

東京農業大学 福岡孝則先生/未来を創る 若手経営塾 第13回

毎月外部から講師の方をお招きして、貪欲に知識とスキルを吸収する出会いの場、若手経営塾。

第13回は
東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 ランドスケープデザイン研究室 准教授の
福岡孝則先生にお越しいただきました!
現在、米国の縮退都市における空地の戦略的な暫定緑化手法や、グリーンインフラの研究のほか、
ランドスケープデザインの実務にも取り組まれています。


Livable City -自然のチカラを活かした住みやすい都市-
アジア、中東での仕事を通じて、人々の都市居住で繰り返される動きを見出し、
その上で住みやすい街づくりとして「Livable City」に着目。
緑や水など「自然のチカラ」を活かしたパブリックスペースの創出も出掛けている。

京都内のセミパブリックスペース【コートヤードHIROO (http://cy-hiroo.jp)】

旧厚生省公務員宿舎が使われており、ランドスケープデザインを福岡先生が手がけている。
ファーストフライデーにはヨガや料理など、月替りで様々なイベントが行われており、
人々は、ただその空間で人と繋がり、交流し、寛げる時間を期待して集まってくる。


<ランドスケープ>という表現
ランドスケープは建築とは似て非なるものだが、
そこに存在するインタープリター(通訳・翻訳)の必要性は同じ。
「自分のつくりたいものを造る」というのではなく
「自然や人、そして街が語りかけてくるものを翻訳して場所をつくる」。

人と人を繋ぐランドスケープデザイン。
相手が人で、何をしているのかを知り、相手の立場に立って共につくりだす。
都市や地域、もしくは人々がどのような課題を抱えていているかは常に意識し、
力になれそうな可能性を想像する力が、様な人が関わるランドスケープデザインに於いて特に重要視している。


グリーンインフラについて
水やみどりなどの自然の力と様々なパブリックスペース(屋外空間)を掛け合わせることにより、
より魅力的な空間にすることがグリーンインフラまちづくりだと考えている。
だからこそ、日本らしいグリーンインフラを考える必要があると思う。
みどりのまちづくりの形は様々で、そこに関わる人も多岐に渡る。

グリーンインフラが身近なものであるという認識を体験を通じて共有することが大切で、
多様な組織や人々に横串をさしてどのように巻き込んでいくかがも今後の課題となる。
みどりが本来持っている魅力や機能に焦点を当て、今ある自然資源を活かして、
そこから周りへ広げていくことも、周りを巻き込む重要な視点である。


余白を感じる
建築やランドスケープデザインをしている人は、意外と品しか見に行かない場合が多い。
しかし実は、作品と作品の間の【余白】、そこにいる人や都市、地域に流れる力をまち感じることで、
大切なものが色々と見えて新しい発見があったりするので、自分の体験を通して情報は多く集める。

今の学生を含む若い方々にも、自分の知らない土地に行って欲しい。

旅行でもいいので海外へ行くと、自分を客観的に見ることの出来る良い機会となる。
いろいろな場所を体験することで、新しい物事や気づきが見え、
ふとした瞬間に旅先での経験が自分の中で繋がることがある。

福岡先生がおっしゃるように、どんどん色々な場所や物事に首を突っ込んで、
東邦レオの技術を人と人、人と自然との繋がりを生む仕事に活かしていきたいと思います。
貴重なお話、ありがとうございました!