社長 吉川 稔

2017.11.27

社長-小学6年生の先生になる/関西国際学園神戸校 初等部


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神戸にあるインターナショナルスクール。
そこで当社代表の吉川が小学6年生へ向けた講座を行いました!


テーマは「組織の構築がイノベーションと成功を生む」
小学生にとって難しい内容では?と思いましたが、
創造を越えた素晴らしい考え方の生徒達に学ばせていただいた時間となりました。

2015年に国際バカロレア(IB)認定校となったこの学校では、
主要科目(言語、算数、社会、理科)の分野を全児童が英語と日本語で学ぶ、
日本初のバイリンガルプログラムを実施しています。
6年生を卒業する頃には、ハリーポッターの本を原文で読めるそうです。凄い…。


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【国際バカロレア初等教育プログラムの使命(以下IB PYP)】
多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的とする。
人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、
積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかける教育プログラム。


IB PYPでは下記6つのテーマを軸に、主要科目と関連付けて教える。
● 私たちは誰なのか
● 私たちはどのような時代と場所にいるのか
● 私たちはどのように自分を表現するか
● 世界はどのような仕組みになっているのか
● 私たちは自分たちをどう組織しているのか
● この地球を共有するということ
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現在、6年生では「たこ焼き屋」をモデルとしてビジネスに取り組んでいます。
つまりたこ焼き屋の経営です。

まずどんな役割が必要か?そして誰がその役割に適しているか?を決めたそうです。
ただ最初からある役割の中から選択するのではなく、
「たこ焼き屋経営にはどんな役割が必要か?」というところからみんなで話合って決定。

そして出された役割が、
CEO、商品プロデューサー、ライティングマネージャー、リサーチマネージャー、品質管理

吉川から各役割のみんなに質問しました。
「面白いところと大変なところって何ですか?」

「みんなの意見を聞けるし、それを元に会社を動かすことができること」
これは吉川と同じ役割のCEOを務める男子生徒の答え。
実はこの生徒は、最初からこういった考えではなかったそうです。

この生徒はCEOになった途端、
社長の言うことは絶対、とばかりに振る舞い周りの信頼をなくします。
「これじゃ人は付いてこない」と気付かされ、
みんなの意見を聞き、それを元に判断していくのが役目だと行動を改めます。
そして先程の答えを発表したそうです。

また他の役割の発表では、
「自分ではこの役割向いてないと思うんですが…」というネガティブな発言に、
「こういう所得意じゃん!」
「得意なところって自分では気づかないんだよ!」
と、周りから人を褒める意見が続出!

まさに組織づくりに必要な、
「それぞれの能力・得意分野が発揮される役割でみんなが助け・認め合う」
という考え方を失敗や人から学んでいました。

そして吉川から東邦レオの事業に絡めた組織・経営の話。
商品=たこ焼きをつくる上で、また組織をつくる上で何が重要か?
何のためにたこ焼きつくるの?何のためにたこ焼き屋経営するの?

根本的な経営はたこ焼き屋も東邦レオも同じ。
『利用する人にとって、何が必要でどんなモノなら良いか?』
利用者目線で徹底的に突き詰める。イメージする。

東邦レオの緑化やインフラや断熱も、
商品を売っているのではなく、それによる【ライフスタイル】を提供している。

何のために事業をしているのか?
目的達成の為の手段が緑かたこ焼きかの違いなだけ。

そして「たこ焼き」という既に存在する商品であれば、
『それはどんなたこ焼きか?』をシンプルに一言で表現する。
いわば強みを誰もが想像できるキャッチフレーズ。

最後に生徒達が書いた「本日の学びキーワード」には、
しっかりと「目的」「目標」「イメージの構築」「会社・商品の特性・魅力を表すフレーズ」という、
話の本質を表すワードが沢山出ました。

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大人になると、恥ずかしさや不安、またいわゆる「常識」にとらわれて、
目の前の事に疑問を持たなくなります。

でもそれって、良いことではありません。
当たり前に思っていることに、もう一度「何でなんだろう?」と疑問を持つことが
特にこれからの時代は必要になってきます。
それが「考えるチカラ」、今の時代に足りない能力です。

関西国際学園では、国際バカロレアのカリキュラムの枠組み(フレームワーク)の中で、日本の指導要領を加えながら学園独自のカリキュラムを作っています。
そして、国際バカロレアが掲げる10の学習者像【思いやりのある人・振り返りのできる人・挑戦する人・コミュニケーションのできる人・探究する人・信念を持つ人・心を開く人・知識のある人・バランスのある人・考える人】に子どもたちが育つよう、
教師や保護者などすべての子どもに関わる環境が意図的にプランされています。
よって、教室には常に必要とされる情報や目標を掲示することも特徴的だといえます。 

大人が考える有るべき姿を頭ごなしに教えるよりも、
日々の授業や友達、親、先生との関わりの中から、
『これが思いやりの本当の意味で、だから必要なんだ』
ということを自分で結びつけていく。

もちろん気づくタイミングも違えば、
重要視する言葉の要素は人それぞれ違う。
だからこそそれが個性となり、尊重し合える。
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吉川からみんなへ向けて
「仕事をする上で、どんな風にそれを成功させるか?を常にイメージしている。
今よりもある仕事が終わった時の方が、もっとわからないことが増えていく。
でもそれが仕事だし、成長して進んでいる証拠。」
と激励の言葉を述べました。

そしてもう一言。
「社会人となって働き始めた時にイメージした将来の自分より、今の自分の方が断トツに輝いている。
将来やりたいことは、90歳になっても今のようにその時が一番楽しいバリバリ仕事をしていたい。
そしてそれは、今よりも絶対面白い、楽しい仕事。
だって今よりもっと楽しい仕事じゃないと、やりたいと思わないからね。」


いつまでも、その時の仕事が一番楽しい!と思える働き方を東邦レオでも目指していきます。
受業を受けてくれたみんなが社会に出る時に、
東邦レオの働き方が日本の最先端であるようこれからも日々精進です!