経営塾

2017.11.01

株式会社サンワカンパニー 山根太郎様 / 未来をつくる経営塾

第11回 未来をつくる若手経営塾

東邦レオでは若手社員育成の一環として、
各業界の第一線で活躍されている方々をゲスト講師として招き、月に一度経営塾を開催しております。

今回の講師は、建材の輸入販売やキッチンなど住宅設備の開発・販売を行う
株式会社サンワカンパニー代表取締役社長 山根太郎様。



先代社長の父親の後を継ぎ若くして経営者となり、先代から続く「全てはお客様のために」という理念の元、建築業界の枠を超えた様々な取り組みを行われています。

建材から「空間」を変えられる、トレンドの発信者に
世の中を変えられるような文化を建材から作る。サンワカンパニーはトレンドを取り入れるのではなく、トレンドを発信する側になりたい。
会社の文化は若い人間が作る。だから文化を育ててゆくために新卒者を採用したい。
新卒者を入れるためには、「これって他社の真似だったの?」といわれない商品を作ることが必要だったということが発端で、2016年に世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」に出展。
これをきっかけに業界からの「サンワカンパニー」を見る目が変わった。これがターニングポイントだった。

事業戦略について
エンドユーザーには商品の決定権があるが、住宅設備のリピートはしない。
しかし建築家はエンドユーザーを喜ばせるためエンドユーザーの好む商品をリピートする。
BtoCで普及活動をしながら、BtoBでビジネスをするということが、経営を安定させる一番の鍵だと感じている。
同業の競合他社のことは一切気にせず、ユーザーがどう思っているかのみを見ている。業界の市場規模はどれくらいか、という定義もしていない。

自分で一番いいと思うものしか売らない
今はユーザーが自分で情報を得られる時代。
ユーザーは簡単に比較検討が出来るため、その中の「1番」しか残れない時代になった。検討した結果2番目を選ぶユーザーは居ない。
ニッチでもいいので、自分で一番だと思う商品以外売ってはいけない。
「くやしいけどサンワさんに頼むしかないな」とい思われる独自のノウハウや商品を作る。
自社のショールームは、スタッフが心から良いと思うものをお客様に伝えられる場であり続けて欲しい。

新しいことを始める時
新しいことを始めようというのは孤独で度胸がいること。人前で裸になるようなもの。
一番手はただの変人と見られてもいい。重要なのは二番手で、会社のためを思ってやっているという信念の元、すぐ服を脱げる人。そして三番目や四番目に服を脱ぐよう論理的に指示できる人。
新しいことを始め、ゼロを1にできるか(成功しそうか)ということはやる前には判断がつかない。小さな規模で始めてみて、駄目だったらすぐにやめる。改善してうまくできそうだったら続ける。
今、サンワカンパニーはインターネットで建材と住宅設備を売る会社。
いずれは、空間の提案を通じて豊かな暮らしをユーザーに届ける会社になりたい。
1000億、1兆と目標はあるが、あらゆるユーザーが自分たちの理念に沿って商品を買い、「豊か」になってくれるなら売上がいくらであってもそれが成功だと思う、という将来のビジョンを教えていただきました。



自ら業界、ひいては世の中を変えられるような文化を創り発信し続けようという、サンワカンパニー様の活き活きとした社風がはっきりと伝わってきた場でした。

次回は11月17日開催です。ノンフィクション作家の小松成美様を講師にお招きします!