社長 吉川 稔

2017.08.17

「地方から新しいマルシェの形を作る」 神楽坂la kaguで開催された対談イベントに社長の吉川が参加

神楽坂に建てられた1960年代の新潮社書庫をリノベーションし、ファッション・生活雑貨・カフェ・家具・ブックスペース・レクチャースペースをそなえた、' 衣食住+知'のライフスタイルを提案するキュレーションストアla kagu(ラカグ)。

そのレクチャースペースにおいて、人口減少などに悩む「地方」に焦点を当てた建築家・隈研吾氏の展覧会「地方を、変える。地方から、考える。」が8月2日(水)~16日(水)まで開催されました。

会場では隈研吾氏がマスタープランを手掛け、エネルギー・テクノロジー・グリーンインフラ・食・建築という5つのキーワードをもとに、まちづくりがすすんでいる愛媛県西条市の「糸プロジェクト」について、設計コンペによって選ばれた若手建築家の住宅群を展示するとともに、2つのトークイベントが行われることに。

◎ 隈研吾氏と山名正英氏(「糸プロジェクト」実行委員会代表)との対談
◎ 中村新氏と吉川稔による対談

8月13日(日)、「地方から新しいマルシェの形を作る」をテーマに開催されたトークイベントでは、良品計画、JR東海フードサービスなど「食」の面から企業支援を行う産業フードプロデューサーの中村新さんと弊社社長・吉川稔が対談を行いました。



「糸プロジェクト」において、中村さんは商業エリア・マルシェの企画・運営アドバイザーを担当しており、吉川はプロジェクトの緑化や商業エリアなどを中心としたまちづくりのアドバイザーを担っています。

対談イベントではまず、吉川がこれまでラグジュアリーブランドを運営しながら「モノ消費」から「コト消費」へ時代が大きく変化していった実感値や、食を切り口として繋がりと賑わいを生み出している伊万里や群馬県川場村のローカル事例、またストックフォルムやサン・セバステティアン、ブルックリン・ニューヨークなど海外の空間演出とトレンドの動きが話題提供されました。

中村さんからは、マルシェを企画するにあたってのコンセプトや空間の構成要素など、地元の方が毎日行きたくなるような仕掛けについて詳細に紹介いただきました。地域の物産販売という側面だけでなく、学びの場やCAFE・バルを用いた社交場の要素、そして隣接のホテルが一体となって地域との関わり合いを演出されていくそうです。

中村さんと吉川のフリートークの中からは、マルシェの主体者となる地元の方々に「地域の魅力」をどう再発見していただくか、また緩やかに繋がりを  生み出す空間演出、そしてその継続性についてアイデアが話し合われました。その1つが「発酵文化」の活用です。

西条市の石鎚山の麓では、古くから伝わる幻のお茶で、日本に4つしかない貴重な後発酵茶「石鎚黒茶」が残されています。また土地によって、お味噌の作り方が異なっており、こういった土地ごとに伝承されている食文化を整理し、地元の方に還元していくこともマルシェの1つの役割として検討されているとのことです。

1時間の対談時間はあっという間に過ぎました。会場は満席でとても熱気に包まれていました。

また糸プロジェクトの住宅ゾーンでは、オープンコンペで選ばれた若手建築家9名が各10棟を設計し、合計90棟の住宅が完成する予定です。会場では  それぞれの住宅アイデアの模型・パネルも展示されていました。

これから本格的に始まる「糸プロジェクト」の街づくり。どのような空間が  誕生するか、今から楽しみです。