kudan house -九段ハウス-

2018.12.20

“現代日本のダイバーシティ”カルビー上級執行役員 鎌田由美子さま|kudan houseコワーキング&セッション Day3

kudan houseでコワーキング&セッションを開催中。
昨日はカルビー株式会社 上級執行役員の鎌田さんにお越しいただきました。
https://select-type.com/ev/?ev=-LyR7AZnIdA
本日は中島明さんにお越しいただきます!


鎌田さんに持ってきていただいたカルビーのお菓子をいただきながら
議論はビジネスにおける
ダイバーシティと経営についての話題へ。


参加者からも鎌田さんへ質問があり、
「ダイバーシティとは女性(の働き方)だけで、定義自体が不明確なのか?」

『確かに、今の時代に女性どうこう言ってる場合か?と。
でも、まずはそこから。そこからはじめないと、
【失われた20年】と言われる時代を取り返せない。』



結局は自分で判断できる立場に
女性がいないのが問題。
会社にとって能力があるなら
Yes/Noを本人に決めてもらう。


性別や子育てのことだけで勝手に会社が決めるのではなく、
本人がやりたいか?やりたくないか?が大切で、
決めてもらえば良い。




国鉄からJRに変わり、
インフラ業からサービス業に変わった瞬間を目の当たりにしてきた鎌田さん。

女性の割合が1%だった時代。
逆に少ないからこそ扱い方が分からず、
他の社員と同じ扱いをしてくれたJRに感謝しているという。


その後、エキナカプロジェクトなどを経て、
さらなるチャレンジとしてカルビーへ身を移す。

カルビーでは現在、女性の管理職の割合は25%。
子育てをしながら管理職についている女性もいる。


ただし、あくまでも環境を整えることが会社の役割であって、
子育てだけでなく男性も介護などをできるように、
週5日テレワークを実施できる制度なども4年以上前には既にあった。
ただし、ダイバーシティには日本においてまだまだ壁がある。


物事は、「言語化した瞬間に分断が生まれる。」
このダイバーシティの議論には、矛盾が常に存在する。

組織・企業文化を作ろうとすると、ダイバーシティからは外れる。
1つの価値観でやるべきことが多々あるからだ。
でもそれだけで進めていくと、創造性が下がるので、競争力が落ちる。
だから多様性に行きたいが、多様性に寄ると分散してしまって統一感が抜ける。


まさに経営の話そのもので、バランスを取ることになる。
この変化は、急ぎ過ぎてもダメで、でもゆっくりやり過ぎても変わらない。

そもそも、
経営はまっすぐ進むことはない。
まさに航海と一緒。


ただし、絶対ブレちゃいけないのは
目的=夢で、どこに行きたいか。
そのための手段は矛盾だらけ。




右に行き過ぎたら左に舵を切り、
左に行き過ぎたら右に舵を切る。
急に舵を切っても転覆するし、
舵を切るのが遅過ぎても遭難する。


本当の意味でのダイバーシティを考えるからこそ、
今できることを一つずつクリアしていくために
我々は何ができるのか?を考え、実践していくことが、
社会の構造そのものを変える小さく大きな一歩となる。
鎌田さん、ありがとうございました!